躁うつ病と気分屋の違いも話題に上がることの一つです。以前は「躁うつ病」とされていた病気は、現在は気分障害となっています。
3大精神病の一つともされていた躁うつ病は、統合失調症と内因性精神病などと並んでいました。「うつ」と「躁」の間を気分が循環しやすい、そういう理由でつけられた名称。
最近になって、精神機能全般に障害が及ぶというより、主に感情や気分が障害されるので、精神病とするほどではないという見解が出てきました。
それにしたがい名称も変化、気分障害や感情障害と呼ばれています。もちろん気分屋は病気ではなく、この気分障害や感情障害に入るのかも知れません。
軽い気分障害の場合には、医療関係には行かなかったり、一般診療科などで治療を受けることが多いというのも分かってきました。
精神機能のなかで感情が、独特な障害を受けるのがこの気分障害。統合失調症と同じように、神経シナプス間の伝達異常が症状と関連すると考えられています。
気分障害は「うつ」だけを繰り返す「うつ病」と、うつ病と躁病の両方が見られる「双極性障害」の2つ。「うつ病」の方が、3倍から4倍ほど多いとされています。
そしてこのうつ病に対する、一般的な理解が進んできました。これにより多くの人が、気軽に診療を受けています。
気分屋にも治療が必要ですね。
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